前の家から5年ほど使っていたREGZAが壊れた。おそらくバックライトの故障で、電源を付けても画面は暗いまま音だけが虚しく流れる。
たまに調子が良いと画面も表示されるのだけど、その頻度も徐々に減ってきたのと、保証もとっくに切れてて修理代が高くつきそうだったので、さくっとAmazonで新しいテレビを買った。
Hisenseの58型。価格重視の選定。設置費と古いテレビの回収費込みで7万5千円くらいだった。VAパネルかつ3年前の型落ちモデルだからかもしれないけど、壊れたREGZA(55型)は確か15万円とかだった気がするので、ここ数年の値下がりにはただ驚くばかり。
あと一応、値段の他にも選んだ理由がもうひとつあって、それが録画規格のSeeQVaultに対応していること。前のREGZAでSeeQVault対応の外付けHDDに録画していたので、そのまま新しいテレビで観れれば便利だなと思った。
早速、届いたテレビに外付けHDDを接続して、説明書に従って初回接続時に必ず行うフォーマットを実行した。
そして、録画リストを表示したところ、なんということでしょう、これまで録り貯めていたはずの録画データがきれいさっぱり無くなっていた。何の録画情報もない画面が表示されて、思わず「あっ」と声が出た。
これは後で気付いたのだけど、録画を別のテレビで観るにはSeeQVault対応の外付けHDDを使うだけではダメで、録画したデータをSeeQVault形式に変換(ダビング)する必要があったらしい。
確かに、説明書には「フォーマット後もSeeQVault形式のデータは残るので安心してください」的なことは書いてあったけど、私は「SeeQVault対応の外付けHDDだから全部残る」と勘違いした。まあ、説明書には「Hisense以外のテレビで録画したSeeQVault形式のデータは保証しません」とも書いてあったので、最悪消える覚悟はしてたけど…。
ただ、SeeQVaultがあまり普及してないため対応製品が限られる中、最初から諦めていればもっと安いやつも選択肢に入ったかも、と思うと少し後悔の残る買い物になった。
なお、モノ自体に全く不満はなく、ディスプレイはコントラストがはっきりしていて前のテレビより綺麗だし、操作性に至ってはREGZAとほとんど同じで使いやすい。音質も必要十分だと思う。
そもそも最近は地上波より子供がYouTubeを観ている時間のほうが圧倒的に長いので、あまり拘る要素もないのだけど。壊れることなく、なるべく長く使えることを願う。